保険はただ加入するだけだとムダな出費になるかもしれません!
- 「保険っていろいろあるけど何が違うの?」
- 「保険料を支払うくらいなら貯金したほうが得でしょ?」
- 「万が一に備えるのは大切だけど高いのは困るな…」
この記事を読むと、保険とは何かを理解し、保険の種類について理解できます。
記事の後半では、貯金と保険のメリット・デメリットについて記載しているので、ぜひ最後まで目を通してください。
目次
そもそも保険とは?【初心者向けにわかりやすく解説】
保険とは病気・ケガ・事故・災害などのトラブルに見舞われた場合に、一定額のお金を給付するための制度です。「予測できない突然のトラブルに備えたい」と考える人たちからお金を集めることで成り立っています。
保険に入っていれば、契約内容に応じて一定の給付金を受け取れます。
いっぽう何事もなく過ごせた場合に給付金はなく、保険料も返ってきません(一定期間の払い込みで返戻金のある保険も一部存在)。
保険の仕組みとは?【お金の流れをわかりやすく3ステップで簡単に解説】
- 保険会社が複数人と契約し資金を募る
- 集めた資金で資産運用する
- 増やしたお金を給付金や従業員の給料などに充てる
保険会社はさまざまな関連事業で業績を上げ、契約者に給付金を支払えるだけのお金を確保しています。
関連事業の例
- 資産運用業
- 信託銀行業
- 不動産業
- システム開発業
- 介護・医療関連施設 など
資金を分散して運用し、倒産や業績悪化の際も保障を維持できる仕組みです。
保険の種類とは?
種類 | 特徴 | 具体例 |
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損害保険 |
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生命保険 |
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第三分野の保険 |
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保険で支払われる給付金には「保障」と「補償」の2種類あります。
保障 | あらかじめ取り決めた事象に対して、固定の給付金を受け取れる 例:「がんで入院した場合10万円給付」「死亡したら遺族に500万円給付」など |
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補償 | 起こった事象や過失割合によって、発生した損失分だけ代理で負担してくれる 例「けがをさせた相手への治療費を負担」「先進医療でかかった費用を負担」など |
上記の違いを理解しておくと、保険選びの際に内容の過不足をイメージしやすくなります。
保険と貯金の違いとは?貯金していれば保険に入る必要はない?
メリット | デメリット | |
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保険 |
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貯金 |
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貯金は自由度の高いかわりに、貯めた分しか使用できません。いっぽう保険は契約成立後であれば、トラブルのあった時点で保障金額を受け取れます。
貯金していても保険は必要です。高額な賠償金や働けなくなった時など、高額のリスクに対して貯金のみでは対応できないこともあるからです。
月2万円ずつ積み立て、4か月目に入院で20万円必要になった場合
- 月に2万円貯金しているAさん
┗貯金は4か月分の8万円しかないため12万円分足りない
- 月に1万円貯金・1万円を医療保険に支払っているBさん
┗貯金は4か月分の4万円しかないが、保険の給付金で20万円を全額カバーできる
たくさん貯金できている場合も、貯金以上の支払いリスクをカバーできる保険に加入しましょう。
まとめ:保険とは多数からお金を集め、トラブルに遭った人にお金を渡す制度
- 保険会社は集めたお金で資産運用して制度を保っている
- 保険はさまざまなリスクに対応している
- 貯金とは別に保険加入しておくとより安心
あなたにとってのメリット・デメリットを考慮すると、保険を過不足なく準備できます。
ぜひあなたも保険に加入して、万が一のトラブルの時に備えてくださいね。