信託報酬はリスクを抑えられる長期投資に興味があるならば、必ず知っておかなくてはいけません!
- 「信託報酬っていくらかかるの?」
- 「投資をするなら信託報酬は必ず支払うものなの?」
- 「できれば余計な費用はかけたくないけど…」
この記事を読むと、信託報酬を正しく理解でき、具体的にいくらかかるのかがわかります。
記事の後半では、信託報酬が安いおすすめの商品も記載しているので、ぜひ最後まで目を通してください。
目次
信託報酬とは?【投資信託にかかる手数料】初心者向けにわかりやすく解説
信託報酬とは要するに手間賃のこと。プロに投資や運用をお任せする「投資信託」という商品に支払う必要があります。
投資信託とは
投資家から集めたお金を投資のプロが株式や債券などに投資・運用して、得られた成果を投資家に分配する仕組み。コツコツと定期的に投資し続け、長期にわたり資産を育てていくスタイルが基本です。
投資信託はプロに任せられる他、中には100円から積み立て可能、分散投資でリスクを抑えられるなど、初心者でも気軽にはじめられます。
こうした便利なサービスを提供するには人件費をはじめとしてあらゆる費用がかかるため、信託報酬は必要なのです。
また投資信託には信託報酬だけではなく、購入時の「販売手数料」や解約時の「信託財産留保額」といった手数料がかかる場合もあります。
信託報酬の目安はいくら?いつどれだけ払う?【計算方法も紹介】
信託報酬の目安は? | 保有額に対して年0~2.5%程度が一般的。投資信託の種類によって年率は異なる。 |
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安い投資信託もある? | 近年では各種手数料がかからない商品もあり、信託報酬の水準は下がりつつある。 |
信託報酬はいつ支払う? | 毎日継続して支払われる。運用期間が長くなるほど信託報酬が多くかかる。 |
信託報酬の計算方法は? | 購入金額×信託報酬の年率×消費税(1.1)÷365=1日あたりの信託報酬 |
たとえば信託報酬1.0%の投資信託を20万円分購入した場合、1日にかかる信託報酬は6円程度。
こうして計算してみると、ほんの少しの出費に感じますよね。しかし少額であったとしても積み重ねていけば大きな額になるため注意しましょう。
信託報酬は低い方がいい?高い投資信託はやめた方がいい?
コストを抑えるならばやはり信託報酬は低い方がオススメです。投資信託は長期投資を基本としており、信託報酬は保有している日数分かかるためです。
とはいえ信託報酬が高い投資信託をやめた方がよいという訳ではありません。
信託報酬の金額は、主にインデックスファンドとアクティブファンドという運用方法の違いによって決まります。
投資信託の種類 | 信託報酬 | 特徴 | 注意点 |
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インデックスファンド | 低い | 市場平均と連動して運用成果を出す | 大きな変動が起こりにくいため、比較的ローリターン |
アクティブファンド | 高い | 運用会社の実力次第で運用益が決まる | プロのアナリストが銘柄を選定するため、コストがかかる |
信託報酬が高い投資信託にもメリットはあります。
アクティブファンドはコストがかかる分、大きな利益を狙えます。対してインデックスファンドは、大きく稼ぐよりも損をしたくない人向けと言えます。
あなたの投資手法と投資資金に合った投資信託を選んでくださいね。
信託報酬が安い投資信託ランキング【初心者におすすめなものを抜粋】
投資信託 | おすすめ度 | 信託報酬 | テーマ | 特徴 |
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野村スリーゼロ先進国株式投信 | ★★★★★ | 0% | 先進国株式 |
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SOMPO123 先進国株式 | ★★★★☆ | 0.077%程度 | 先進国株式 |
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SBI・V・S&P500インデックス・ファンド | ★★★☆☆ | 0.0938%程度 | S&P500インデックス |
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ポイントは手数料の安さとリターンの大きさ。上記3つの投資信託はすべて、信託報酬や信託財産留保額などの手数料は無料です。
まとめ:信託報酬とは投資信託にかかる手数料【無料や安い場合もある】
- 信託報酬は安ければいいわけではない
- 投資初心者には手数料を抑えられるインデックスファンドがおすすめ
- 投資信託はプロが運用するとはいえ、損をすることもある
ぜひコストを抑えた投資信託で、投資家デビューしてください!