まずは月3万円から!効率的に仕事ができる副業時間の作り方

まとめ
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新型コロナウイルスの影響で経済的に不安定な世の中になり、安定していると言われていた職業であっても、解雇や減給などさまざまなリスクと隣り合わせの状況になってしまいました。

しかし、副業を始めてほかの収入源を確保すれば、解雇や減給、事故、病気などいざというときに備えられるようになります。

また、毎月数万円ずつでも副業で稼げたら、精神的にも経済的にも安心感と余裕が持てるようになるので、ぜひこの機会に副業を始めることをおすすめします。

ただ「副業ってなんだか難しそう」「忙しいからできない」「体力がもたない」など、なにかと始められない理由を見つけて本業の収入だけに頼っている人が多いのも事実。

しかし近年は、在宅で短時間でサクッとできる副業が増えているので、副業を始めるハードル自体は低くなっているはずです。それでもやはり時間がネックで始められない人は多いでしょう。

私自身も、フルタイム職場で働きながら副業を始めました。では、実際に私が副業時間を確保するために行った方法を実体験を交えながらご紹介します。

副業時間を作る前に考え方を変えることから始める

求人サイトに掲載されているダブルワークOKの求人では、だいたい1日3~4時間くらいのシフトで募集しているケースが多いので、副業も一般的なアルバイトと同じくらいの時間が必要だと思ってしまうかもしれません。

たしかに1日3~4時間だと、時間がなくて副業が始められないのも理解できますが、実際は短時間でもきちんと稼ぐことができます。

まずは、考え方を変えることから始めてみましょう。

まずは1ヶ月の目標金額を決める

副業を始める前に、まずは目標となる月収を決めましょう。

うまくいけば短時間の稼働で数十万、数百万円と稼げる副業もありますが、まずはあとどのくらい稼げれば生活がラクになるのか、貯金ができるのか現実的な金額で目標を作ってください。

おすすめは月30,000円からです。月30,000円くらいの現実的な金額であれば、初心者でも初月から達成できるでしょう。

目標金額から1日のノルマを決める

目標金額が決まったら月の日数で割って、1日のノルマとなる金額を算出してください。

以下は目標金額に応じたノルマ例です。1ヶ月の日数を30日で割っています。

  • 月30,000円:1日のノルマ1,000円
  • 月50,000円:1日のノルマ1,700円
  • 月60,000円:1日のノルマ2,000円
  • 月100,000円:1日のノルマ3,400円

ノルマ金額を算出したら、ノルマ達成に必要な1日あたりの時間を割り出しましょう。

例えば月収30,000円を目標にする場合、1日に1,000円ほど稼げばいいので1日30分~1時間前後あればノルマが達成できます。1ヶ月に必要な時間は合計15~30時間くらいです。

クラウドソーシングを使えば簡単に達成できますよ。

クラウドソーシングとは、インターネット上でさまざまな仕事ができるサイトのことです。代表的なサイトは「クラウドワークス(CrowdWorks)」や「ランサーズ(Lancers)」など。

仕事の検索、応募、受注、納品、報酬の受け取りまですべてサイト内で行えます。初心者でもできる案件が多数あるので、誰でも登録したらすぐに仕事が始められますよ。

最初はノルマ達成まで時間がかかるかもしれませんが、慣れると30分くらいで1,000円ほど稼ぐことが可能です。

しっかり時間を確保して一気に稼ぐのではなく、短時間でコツコツ稼ぐイメージで考えましょう。短時間なら意外と簡単に時間が確保できますよね。

もちろん、調子が悪いときやどうしても時間が確保できないときは、休日や調子のいい日など、ほかの日にずらしてもOKです。

1回の作業は15~30分以内に決めて細切れで時間を作る

副業は本業のように長時間持続して作業する必要がないので、1~2時間などまとまった時間を確保するのではなく、1回の作業を15~30分以内に収めるのがおすすめです。

在宅で行う副業は、職場と違って誰かに監視されている環境ではありません。さらに、ゲームやテレビ、インターネットなど、さまざまな娯楽にすぐ手を伸ばしやすい環境なので、本業後の疲れている状態で1~2時間持続して作業するのは困難です。

しかし、1回の作業を15~30分以内にすると、集中力が続いて効率的に作業を行うことができます。

私はまず作業時間を15分に設定し、徐々に20分、25分と増やしていきました。1回の作業時間が終了したら5分ほどの休憩を挟みます。

こういった短時間の作業+数分の休憩をくり返すことをポモドーロテクニックと言います。

どんなに気合いを入れても、人間が深く集中できる時間はあまり長くないです。ポモドーロテクニックは予め作業を中断する時間が組み込まれているので、集中力が切れてダラダラと作業を続ける状態を防ぐことが可能です。

また人間は、制限時間が決められていると最後の5~15分ほど、飛躍的な集中力を発揮すると言われています。ポモドーロテクニックなら細かく制限時間が決められているので、集中力が上がるブースト状態を何度もくり返すことができ、作業効率アップに繋がります。

初めてポモドーロテクニックを実践したとき、たった15分ほどでも結構作業が進むことがわかったので、以降は少しでも時間が空いたら副業の作業時間に充てるようにして少しずつ収入をアップしていきました。

細かく作業時間をわけるときにおすすめのアプリ

ポモドーロテクニックを使って作業を行う際に、実際に私が使用しているおすすめのアプリをご紹介します。

iTunesとGoogle Playで配信中の『ルーチンタイマー』です。秒単位で細かくタイマーをセットできるので、ポモドーロテクニックを使って短時間の作業をくり返す際に便利です。

私は「仕事」という名前のフォルダで、作業時間と休憩時間をいくつかくり返したタイマーを作成しています。

引用:ルーチンタイマー

フォルダは複数登録できるので、作業時間を15分・20分・25分のフォルダを作って、そのときの状況に合わせて使い分けるとよいでしょう。

設定時間をもとに残り時間をアナウンスしてくれるので、集中力にブーストがかかって効率アップにつながりますよ。

効率的に副業時間を作る方法

では、実際に副業時間を作っていきましょう。

1日のスケジュールを書き出して可視化する

まずは1日のスケジュールを紙やスマートフォンのメモ帳機能などに書き出しましょう。

「歯を磨く」などの細かな行動ではなく、「起床」「身支度」「仕事」のように毎日のルーティーンを大雑把に書いてください。

ちなみに、私の当時のスケジュールは以下のような感じでした。

引用:一日予定表

残業がある日は21時まで仕事を行い、22時に帰宅していました。

休日だともっと大雑把なスケジュールになります。

引用:一日予定表

スケジュールを可視化してみると、フルタイム勤務でも意外と自由に使える時間がたくさんあることがわかります。

仕事がある日でも、帰宅から就寝までに6~7時間ほど自由時間があります。食事やお風呂など、絶対に削れない時間を引いても4~5時間ほどは自由です。

休日は散歩やプール以外は全て自由に使えるので、なにか予定が入ってもスケジュールに余裕があります。

忙しい人と思っている人でも、1日のスケジュールを書き出してみると意外と自由に使える時間があることを発見できます。時間を調整する際の参考にしてみてください。

毎日行うルーティーンをリストアップする

スケジュールを可視化したら、次に毎日欠かさず行っているルーティーンをリストアップしてください。スケジュールのようにざっくりではなく、細かく書き出すのがおすすめです。

また、自由時間のうちに行っている娯楽に関してもリストアップしてください。

ひとつのルーティーンにかかる、だいたいの合計所要時間も一緒に書くとよいでしょう。

以下は当時の私のルーティーンリストです。

・洗面(朝)
・歯磨き(朝昼晩)
・身支度(30分~1時間)
・通勤(2時間)
・仕事(8時間)
・食事(1時間)
・お風呂(30分)
・ヘアケア/ボディケア(30分)
・アニメ鑑賞/ゲーム(4~5時間)
・睡眠(6~8時間)

私の場合は、時間があれば娯楽に費やしていたのでざっくりしたリストになりましたが、ある程度時間を区切っている場合は「ゲーム(1時間)」「テレビ(1時間)」のようにわけて書いてみましょう。

ルーティーンから不要な時間を削る

ルーティーンをリストアップしたら、絶対に削れない時間と削れる時間をわけてください。私の場合は娯楽にあたるアニメ鑑賞とゲームが削れる時間に当たります。また、食事の時間もある程度削ることができます。

そして、調整可能な時間を削って、副業時間を作りましょう。

私はまず、娯楽で使う時間を1時間削るところから始めました。食事はテイクアウトや休日の作り置きなどを活用して時短に。

娯楽を完全に削ってしまうと、本業後の楽しみや癒やしがなくなってしまうので、最初は少しずつ削るのがおすすめです。

娯楽も副業も楽しむなら「ながら作業」がおすすめ

娯楽の時間をあまり削らずに副業も楽しみたいのであれば、「ながら作業」がおすすめです。

例えば、お風呂や髪を乾かしている時間に好きなドラマやアニメを見たり、副業をしている時間に音楽やライブ配信を流したりなど。なにかひとつの作業だけに集中するのではなく、同時進行していけば娯楽も副業もたくさん楽しめるようになります。

好きなことを我慢して無理やり時間を作ってしまうとストレスを感じて長く続かない可能性があるので、我慢しすぎない程度から始めてみましょう。

忙しい中で私が副業時間を確保した方法

基本的にはルーティーンをリストアップして、娯楽の時間を削る方法で副業時間を作っていましたが、時期によってはどうしても従来通りでは時間が作れないことがあります。

しかし、忙しい時期でも副業である程度の収入を得ることができていました。

では、忙しい中でどうやって副業時間を確保したのか、実体験を交えてご紹介します。

睡眠時間を少し削った

あまりおすすめの方法ではありませんが、1日15~30分ほどを目安に睡眠時間を削っていました。

ただ、私はロングスリーパーで、睡眠時間をしっかり確保できないとスッキリ過ごせないタイプなので、仕事中にうとうとしてしまったり、寝坊しそうになったりすることがありました。

体調を崩さないギリギリの睡眠時間で過ごしている人は、真似しないように注意してください。

スマートフォンを触る時間を削った

時間がないと言いつつも、ついつい触ってしまうスマートフォン。

とくにTwitterやInstagramなどのSNSは、隙間時間でササッとチェックできるから、あまり長時間触っているという自覚がありません。

そして、広告やSNSの投稿などからいろいろな情報が入ってきて、有益性のない記事を読んだり、くだらない動画を見たりしてどんどんスマートフォンを触る時間が長くなっていきます。

そこで私は、スマートフォンを触る時間をトイレや通勤中、仕事の休憩中など決まった時間だけに限定して、自宅ではあまり触らないように気をつけることに。どうしても集中力がもたないときは、電源を切ったり、手の届かないところに置いたりして対処しました。

なんでもできてどんな情報も得られるスマートフォンは、忙しい中で副業時間を確保するのに1番の敵だったので、きちんと時間を決めて触る機会を減らしたのは効果が高い対処法だったと思います。

食事にかかる時間を削った

基本的に自炊をしていましたが、忙しくてどうしても副業時間を確保できそうにない時期は、テイクアウトや出前を活用して対処しました。

買い物をする時間やメニューを決める時間ももったいなかったので、通勤中にある程度買うものやメニューを決めていました。お昼の休憩時間を買い物の時間に充てたこともしばしば…。

おかげで1回の食事にかかる所要時間を半分以上抑えられるようになりましたが、自炊するより食費が高くなってしまったので、報酬額によってはプラマイゼロであまり意味がないと感じることも。

いくらテイクアウトや出前を利用してもマイナスにならないほど単価が高いのであれば、どんどん活用するべきですが、報酬が食費で消えてしまうくらいならおすすめできない方法です。

ツールを使ってひとつひとつの作業時間を短縮した

さまざまなツールを使って、ひとつひとつの作業時間を短縮したことで、副業時間の確保をしていました。

例えば連絡手段をメールからメッセージツールに変えるなどです。メールは仕事以外のメールも大量に受信するうえに、通知を切っていたのでいつ届くかわからず1日に何度もチェックをくり返していました。

チェックする時間も大量のメールから重要なメッセージだけを探す時間も無駄だと感じたので、基本的な連絡はChatWorkやSkypeのようなメッセージアプリを使っていました。着信にすぐに気付けるようになり、チェックにかかっていた時間も短縮。

ほかにも大量に同じサイズの画像が必要な場合は、一括変換ができる画像編集ツールのJTrimを使ったり、記事の中に挿入する表を作るときはグーグルスプレッドシート(excelのようなツール)で挿入用のコードを作ったりなど、さまざまな対策をしました。

ツールを使って時短することで、仕事がどんどん効率的にできるようになったので、ぜひ自分に合ったツールを探してみてください。

どうしても時間がない人におすすめの副業

どうしても時間がなくてもできる副業をご紹介します。副業を始めたいけど、時間がなくてなかなか始められないときの参考にしてみてください。

数分でできる簡単な副業を始める

まずは、通勤時間やちょっとした休憩中などで、数分でできる簡単な副業を始めてみましょう。毎日のルーティーンのついでにできる副業なら、わざわざ時間を作る必要なく副収入を得ることができます。

  • 通勤中にできる副業:スマートフォンやiPadなどでできるデザイン系の仕事やポイントサイト、アンケート回答など。
  • 外回り中などにできる:指定の物件や土地を撮影して、写真販売系のサイトで販売するなど。
  • 歩きながら稼げる:「aruku&」「Money Step」「トリマ」などの、歩数に応じてポイントが貯められるウォーキングアプリを使う
  • ゲームをしながら稼げる:攻略サイトのライターやNFTゲーム(ブロックチェーンゲーム)など

※NFTゲームとは、仮想通貨で使われているブロックチェーンを基盤にして作られたゲームのこと。普通にプレイするだけで、仮想通貨を稼ぐことが可能。

ルーティーンのついでにできる副業なら、苦にならずに長く続けられるでしょう。

納期がない、もしくは長い仕事を探す

時間がどうしてても作れない場合は、納期が決まっておらず、作業をした分だけ報酬がもらえるような仕事や、納期が2週間~1ヶ月など長く設定されている仕事もおすすめです。

例えば、大量に記事が必要なメディアのライターや、商品出品などのデータ入力などは納期が決まっていないケースが多いです。

またクラウドソーシングサイトには、イラストレーターやデザイナー、ライター向けの案件で、納期が長く仕事自体の難易度は低めな仕事がたくさん出ています。

納期が長く、難易度が低い案件はダブルワークに最適なので、時間が作れない人だけでなく、お試しで副業を始めてみたい人にもおすすめです。

意外と簡単に副業時間は作れる!

副業を始めたいけどなかなか始められない理由としてよく挙がるのが「時間がない」ことです。SNSでも時間がなくて副業が始められないといった投稿を多く見かけます。

しかし、考え方を変えたり、ルーティーンをリストアップしたりすることで、意外と自由に使える時間があることや、何時間も作業する必要がないことがわかるでしょう。

たった数分程度でも作業を進めることは可能であり、副業時間は意外と簡単に作ることができます。

副業を始めたい人はぜひ、まずは現実的な目標金額を決めて、目標達成に必要な時間を算出するところから始めてみてください。

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