メルカリせどりをすると、最悪の場合は逮捕されます!
- 「メルカリのせどりで稼ぎたい」
- 「何が禁止行為にあたるの?」
- 「注意点を教えてほしい」
この記事では、メルカリでせどりの禁止事項や違法行為を18個も紹介しています。
記事の後半では、せどり初心者が知らずにやりがちな法律違反についても解説しているので、ぜひ最後まで目を通してください。
目次
- 1 メルカリはせどり禁止?利用規約を守れば問題なし
- 2 メルカリせどりの禁止事項13個
- 2.1 【禁止1】買い占めや独占販売などメルカリユーザーにとってうざい行為
- 2.2 【禁止2】メルカリで仕入れてメルカリで売るせどり
- 2.3 【禁止3】商品が売れてから仕入れを行う無在庫転売
- 2.4 【禁止4】相場や常識からかけ離れた高額での出品
- 2.5 【禁止5】メルカリで用意されている決済方法以外を利用しての販売
- 2.6 【禁止6】メルカリ以外のサービスや販売サイトへの誘導
- 2.7 【禁止7】メルカリを通さない直接取引
- 2.8 【禁止8】他の出品者の画像や文章のパクリ
- 2.9 【禁止9】メルカリのアカウントを複数作成する行為
- 2.10 【禁止10】1つの出品に対して複数商品を掲載して1つだけを売る行為
- 2.11 【禁止11】コンサートや入場券などチケットの販売
- 2.12 【禁止12】知的財産の侵害・著作権違反の商品を売る
- 2.13 【禁止13】ドラッグやアダルトなどメルカリで禁止の商品を販売
- 3 知らずに違反しがちなメルカリせどりの禁止事項まとめ
- 4 まとめ:メルカリせどりは禁止事項が多いので注意!
メルカリはせどり禁止?利用規約を守れば問題なし
メルカリにおいて、せどりは禁止されていません。メルカリでは商品の出品について、以下の通りに定められています。
ユーザーは、出品にあたっては、古物営業法、特定商取引に関する法律、不当景品類及び不当表示防止法、不正競争防止法、商標法、著作権法その他の法令を遵守しなければなりません。
上記では「法律を守って取引する必要がある」と説明されていますが、そもそもせどり自体は法律で禁止されていません。
またメルカリにおいても、せどりについて定められた規約はとくにありませんが、注意は必要です。
以下は商品の購入についての利用規約です。
ユーザーは、購入する意思のない注文、転売等の営利を目的とした商品の購入等、及び弊社の判断でいたずら目的と見受けられる注文を行うことはできません。
上記の『転売等の営利を目的とした商品』とは、場合によってせどりも含まれます。
よってメルカリせどりで稼いでいる人は、『悪質な転売ヤー』だと思われないよう、利用規約やルールを守っている場合も多いです。
注意
逆に利用規約に違反するような行為をすれば、出品停止になるほか、メルカリを退会させられることもあります。
メルカリでせどりをする場合は、しっかりと利用規約や出品物についてのルールを理解した上ではじめるべきです。
メルカリせどりの禁止事項13個
- 買い占めや独占販売などメルカリユーザーにとってうざい行為
- メルカリで仕入れてメルカリで売るせどり
- 商品が売れてから仕入れを行う無在庫転売
- 相場や常識からかけ離れた高額での出品
- メルカリで用意されている決済方法以外を利用しての販売
- メルカリ以外のサービスや販売サイトへの誘導
- メルカリを通さない直接取引
- 他の出品者の画像や文章のパクリ
- メルカリのアカウントを複数作成する行為
- 1つの出品に対して複数商品を掲載して1つだけを売る行為
- コンサートや入場券などチケットの販売
- 知的財産の侵害・著作権違反の商品を売る
- ドラッグやアダルトなどメルカリで禁止の商品を販売
メルカリでせどりをする場合、利用規約や出品物におけるルールは必ず守りましょう。
もし違反すれば、商品ページの削除だけでなく、メルカリの利用自体を制限させられる可能性もあります。
以下で禁止されている行為について1つずつ解説しているので、参考にしてください。
【禁止1】買い占めや独占販売などメルカリユーザーにとってうざい行為
メルカリにおいて、以下の行為は禁じられています。
法令に違反する行為およびその幇助にあたる行為・出品を禁止します。
商品を独占して販売することは、そもそも違法行為です。国の公正取引委員会による『独占禁止法』で定められています。
またメルカリ側に独占販売がバレていない場合でも、ユーザーが「不快!ウザい!」と感じれば、通報される確率は高いです。
【禁止2】メルカリで仕入れてメルカリで売るせどり
メルカリで手に入れた商品を、そのままメルカリで出品して他人に売ること自体は、可能です。ただし場合によっては、メルカリ側が以下のように判断する場合もあります。
メルカリでは他人を不快にさせるような反道徳的、非人道的な出品・行為を禁止しています。
たとえば以下のような場合は注意が必要です。
- メルカリで購入した商品を高額でメルカリに出品する
- 商品購入元の出品者がたまたま発見する
- 不愉快に感じてメルカリに通報する
上記のケースは、メルカリからペナルティを科される可能性があります。
メルカリで仕入れた商品をそのままメルカリで販売するのは控えましょう。
【禁止3】商品が売れてから仕入れを行う無在庫転売
ネットで商品を転売する場合、大きくわけて2つの方法があります。
-
- 有在庫転売:商品の在庫をあらかじめ手元に保管しておく一般的な方法
- 無在庫転売:在庫を手元で保管せず、商品が売れてから仕入れ先に発注して転売する方法
『無在庫転売』は商品の在庫管理をする必要もないので楽です。しかしメルカリでは以下のように定められているため、『無在庫転売』はできません。
メルカリでは、手元にない商品の出品を禁止しています。
商品が手元にないことで、商品に関する質問に答えられない、配送できない/遅延するなどのトラブルを避けるためです。
またあらかじめ予約していた商品が手元に届く前に、メルカリに出品する『予約転売』もア禁止です。
【禁止4】相場や常識からかけ離れた高額での出品
メルカリにおいて、販売価格については以下の通りに定められています。
商品価格は、300〜999万9,999円の間で自由につけることができます。
以下の場合は、高額で出品しても取り締まりを受けることはほとんどありません。
- 希少性のある商品
例)数量限定のゲームソフト - 今後『プレミアム価格』になるであろう商品
例)人気スニーカー
ただし以下のような場合は、メルカリ側から出品価格に対して指導が入る可能性が高いです。
なお、一時的に需要と供給のバランスが崩れ、急激に価格が高騰するような商品については、購入者が冷静に購入判断がおこなえるよう注意喚起や情報提供を行う場合があります。
たとえばコロナ禍における、マスクやうがい薬は上記に当てはまります。
【禁止5】メルカリで用意されている決済方法以外を利用しての販売
メルカリガイドでは、以下の通りに定められています。
メルカリで用意された以外の決済方法を促すこと、また応じることは、支払いの事実確認を行うことができず、詐欺などのトラブルへ繋がる可能性があるため禁止しています。
たとえば以下の決済は、規約違反となります。
- 銀行口座への直接振り込み
- 現金書留
- 代引引換
メルカリで出品する際は、メルカリで用意されている決済方法を利用しましょう。
【禁止6】メルカリ以外のサービスや販売サイトへの誘導
メルカリガイドでは、以下の通りに定められています。
メルカリでは、SNSなど外部のサービスへ誘導すること、または応じることを禁止しております。
これは、外部誘導先で商品代金の直接振込を促し、その後商品を発送しないなどの詐欺を未然に防ぐための対策です。
- SNSのアカウント名やリンク
- 電話番号やメールアドレス
上記の情報を、プロフィールや商品の説明、取引メッセージに記載することはやめましょう。
【禁止7】メルカリを通さない直接取引
メルカリガイドでは、以下の通りに定められています。
メルカリはお客さまが安心かつ安全に取引を行うことができる環境を提供しています。
エスクロー決済システムにより、出品者と購入者双方の取引の安全を保護しているため、メルカリが用意した取引の流れに沿わない行為を禁止しています。
『エクスロー決済』とは、出品者と購入者の間に第三者が仲介に入り、代金を一時的に預かるシステムのことを指します。
よって購入者にあなたの連絡先を教えて、直接取引に持ち込むことはできないので注意してください。
【禁止8】他の出品者の画像や文章のパクリ
メルカリガイドでは、以下の通りに定められています。
メルカリではトラブルの原因となるため他会員の画像、文章などを無断で使用することを禁止としています。
たとえば以下のような場合です。
- 他ユーザーのプロフィール内容を無断で使う
- 他ユーザーの商品説明文や商品写真を無断で使う
上記は規約違反となるので、気を付けましょう。
【禁止9】メルカリのアカウントを複数作成する行為
メルカリではアカウントについて、以下の行為は禁止されています。
ひとりで複数のアカウントを所持(登録)すること
※メルカリのPRやキャンペーン企画等でメルカリが承認・用意した公式のアカウントは除く
また他人のアカウントを使ったり、あなたのアカウントを他人に譲るもしくは売ることも規約違反となるため、注意してください。
【禁止10】1つの出品に対して複数商品を掲載して1つだけを売る行為
以下の出品方法は、規約違反とみなされます。
商品としての体裁を成していない出品
- 複数の価格の異なる商品を掲載し、その中から商品を選択させるもの
- 商品説明文に記載された販売金額と設定金額に相違があるもの
たとえば以下のケースは規約違反ではないので、出品可能です。
価格:15,000円
しかし以下のケースは、規約違反とみなされるので気を付けましょう。
価格:各5,000円
【禁止11】コンサートや入場券などチケットの販売
メルカリガイドでは、以下のように定められています。
メルカリではコンサートやスポーツの試合などの様々なチケットを取引することができます。
急用で行けなくなってしまったイベントなどの各種チケットを、安全にお譲りいただけるようルールを設けています。
- 転売目的で仕入れたチケット
- 氏名を含む個人情報が記載されたチケット
よってチケットの販売は、利益を目的とするせどりにそもそも向いていません。
【禁止12】知的財産の侵害・著作権違反の商品を売る
メルカリガイドでは、以下の通りに定められています。
メルカリでは、商標権や著作権などの知的財産権を侵害する商品の販売を禁止しています。
権利者の許諾を得ずに、使用や利用することにより権利侵害となる可能性があります。
- 他人のキャラクターがプリントされた布を使ったハンドメイド品
- ブランド品の一部を加工して作ったリメイク品
また違法行為にもあたるので、注意してください。
【禁止13】ドラッグやアダルトなどメルカリで禁止の商品を販売
メルカリガイドではドラッグの出品について、以下の通りに定められています。
規制薬物とは、覚せい剤、麻薬、大麻、向精神薬などの総称で、それぞれ法令で厳しく取り締まられているため、メルカリでは出品を禁止しています。
- 毒性や刺激、興奮、精力増強といった作用のある危険ドラッグ
- 合法ハーブ
またアダルト商品の出品については、以下の通りに定められています。
メルカリでは青少年の健全な成長を阻害するようなR18指定のアダルト商品や、成人向けの商品の出品を禁止しています。
- アダルトDVDやゲーム
- アダルト雑誌
- アダルトグッズ
性的な表現のある商品の出品もNGなので、注意しましょう。
知らずに違反しがちなメルカリせどりの禁止事項まとめ
とくに次の5つは、メルカリでせどり初心者がやりがちな違反行為です。
- 古物商許可証がないとダメな商品を販売
- 返品不可やノークレームと記載しての出品
- 間違った情報を記載しての出品
- 郵便局留で商品を発送する行為
- 偽ブランドやコピー品の販売(知らなかった場合もアウト)
以下で1つずつ解説するので、参考にしてください。
古物商許可証がないとダメな商品を販売
メルカリの利用規約では、以下の通りに定められています。
ユーザーは、出品にあたっては、古物営業法、特定商取引に関する法律、不当景品類及び不当表示防止法、不正競争防止法、商標法、著作権法その他の法令を遵守しなければなりません。
『古物許可証』を申請しないまませどりをしていると、上記の『古物営業法』に違反する可能性が高いです。
古物営業法とは
古物は使用済みの中古品や、未使用だけど使用するために購入した商品のこと。古物営業法は、盗難された古物の売買を防いだり、古物の取引時におけるルールを定めるために制定された法律です。
たとえば以下の、せどりでよく扱われているジャンルは、すべて『古物商許可証』を申請しなければなりません。
- 書籍
- CD・DVD
- ゲーム・家電
- 服・バッグ
もし『古物商許可証』を申請しないまませどりをすれば、メルカリの規約違反となるだけでなく、違法とみなされるので絶対に申請しましょう。
手数料は19,000円で、警察署にて申請可能です。
また新品の商品を仕入れて販売する場合も『古物商許可証』は必要です。
注意
単に要らなくなったものを、安く売り払うことが目的の場合は問題ありません。しかしせどりは利益を目的としているので、商品のジャンルによっては『古物商許可証』を申請する必要があります。
返品不可やノークレームと記載しての出品
メルカリガイドでは、以下の通りに定められています。
記載箇所、投稿箇所にかかわらず、商品に問題があっても返品に応じないという記載をすることを禁止します。
たとえば商品説明やプロフィールに、以下の記載をする出品者は多いです。
- 返品不可
- ノーキャンセル
- ノークレーム
上記の記載はすべて規約違反となるので、注意してください。
間違った情報を記載しての出品
メルカリガイドでは、以下の通りに定められています。
メルカリでは、トラブルの原因となるため虚偽の設定や情報により誤解を招く出品を禁止としています。
とくに以下のミスは多いので気を付けてください。
- カテゴリー設定を間違えて出品
- 数回しか使用していない商品を『新品』と記載
またルールを知らなくて故意に行ったわけでない場合でも、規約違反とみなされるので注意しましょう。
郵便局留で商品を発送する行為
メルカリガイドでは、以下の通りに定められています。
商品の受け取りが遅延したり、受取人が分からないなどのトラブルを避けるため、商品の宛先を郵便局(営業所)留めにしたり、それを求める行為を禁止します。
商品の発送先を郵便局や営業所にする場合、差出人の住所は必ずしも書く必要はありません。よって購入者にあなたの住所がバレないメリットがあります。
しかしメルカリにおいて郵便局留めは規約違反です。また購入者が何らかの理由で商品を受けとれない場合、差出人不明の荷物は一定期間郵便局で保管された後に、処分されることもあります。
補足
もし住所を知られたくない場合は、『ゆうゆうメルカリ便』の利用がオススメです。匿名で配送でき、郵便局やコンビニで受取り可能なサービスです。
偽ブランドやコピー品の販売(知らなかった場合もアウト)
メルカリガイドでは、以下の通りに定められています。
本物、正規品と確証のない商品は削除の対象となることがありますので、正規品の証明となる購入時のレシートやシリアルナンバーを写真に掲載し、入手経路を商品説明に記載してください。
偽物の出品は絶対におやめください。正規品かどうか不確かな場合も出品をご遠慮ください。
また知らずに偽物を販売してしまったとしても、関係ありません。
- メルカリ側が偽ブランド品やコピー品だと判断
- ブランドの商標権や著作権を持っている権利者から削除依頼
上記のケースは、商品を削除させられるどころか、メルカリを退会させられる確率が高いです。
注意
偽物やコピー品の販売は、そもそも商標法や著作法で禁止されているので、国から罰金や懲役を科されます。
せどり初心者がやりがちな禁止行為は、「知らなかった」だけでは済みません。メルカリの規約違反になるだけでなく、中には違法行為として捕まるケースもあります。必ず理解した上でせどりをはじめてください。
まとめ:メルカリせどりは禁止事項が多いので注意!
- メルカリでせどりは可能
- 利用規約とルールは絶対に守る
→守らないと取引中止&利用制限がかかるケースもある - 「知らなかった」では済まない
→違法行為で捕まるケースもある
せどりは違法ではなく、メルカリでも禁止されていません。利用規約やルールを守れば、あなたも他のユーザーも気持ちよく取引することができます。
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