利益保険とは?休業補償との違いは?【保険金の計算方法】保険料についても解説

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利益保険は会社を経営するならば、絶対に加入しておくべき保険のひとつです!

  • 「利益保険ってどんな時に利用できるの?」
  • 「利益保険の補償内容は?」
  • 「他の保険との違いも知りたいな」

この記事を読むと、利益保険で補償内容や保険料の計算方法を理解できます。

はるか
はるか
利益保険は企業活動を安定して続けるために重要な保険のひとつだよ♪

記事の後半では、利益保険を取り扱っている主な保険会社について記載しているので、ぜひ最後まで目を通してください。

そもそも利益保険とは?休業補償との違いは?

利益保険とは、企業が対象の事故や災害により企業活動ができなくなった時に補償してくれる保険です。

本来得られたはずの利益と、再開させるためにかかった費用が対象。万が一のことがあっても、会社を潰さないために重要な保険のひとつです。

似ている保険としては休業補償があり、それぞれ補償内容は異なります。

利益保険
  • 事故などで休業して、復旧するまでの間に得られたはずの利益や必要な経費を補償
  • 保険会社や契約内容によって保険金の額は異なる
  • 保険会社から支払われる
休業補償
  • 従業員が業務上の事故や病気などで休業した場合、労働できない期間の生活を補償
  • 労災保険から給料の60%を目安に支払われる
  • 残りの40%は基本的に企業側が負担

利益保険はどんなときに保険金がもらえる?補償内容は?

利益保険の対象となる例

  • 火災
  • 自然災害
  • 爆発・破裂
  • ユーティリティ設備(工場を稼働させるために必要な電気・ガス・水道などの設備)の事故
  • 盗難・破損

自然災害から事件や事故など、企業の活動ができなくなった原因はさまざまです。利益保険はトラブル発生から活動再開までの損失を抑えてくれます。

補償内容は主に次の2つ。一部もしくはすべてをカバーします。

  • トラブルが起こらなければ得られるはずだった営業利益
  • 営業再開までにかかった経費

利益保険は、補償範囲が異なる火災保険と一緒に加入しておくべき保険と言えます。

はるか
はるか
火災保険は建物や設備の損害を補償してくれるよ

利益保険でもらえる保険金の計算方法は?保険料はどうやって決まる?

保険金の計算方法
利益保険 = 逸失利益(減少した売上高 × 約定補償率) + 収益減少防止費用(収益の減少を防ぐためにかかった費用 × 約定補償率 ÷ 利益率)

利益保険は逸失利益と収益減少防止費用をもとに算出します。また保険料については業種や保険金額、約定補償率によって決まります。

約定補償率とは

利益保険を契約する際に設定する補償される割合のこと
高く設定しておけば補償される金額は増えるが、保険料も高くなる

保険会社によって算出方法は異なるため、直接問い合わせるか、無料シミュレーションの利用をおすすめします。

利益保険を取り扱っている主な保険会社3つ

会社名 特徴 評価
東京海上日動 世界トップクラスを目指す、信頼と実績の歴史ある保険会社 ★★★★★
損保ジャパン 損害保険の取り扱い領域が広く、保険のみならずさまざまな分野においてトップクラスの保険会社 ★★★★★
AIG損保 企業危機管理に特化した幅広い分野の専⾨家によるサポートしてくれる ★★★★☆

上記はすべて実績のある有名な保険会社です。

利益保険を選ぶ際は補償内容の他、加入中の保険と被っていないか、どれくらいカバーしてくれるのか(一部or全額)も確認する必要があります。

まとめ:利益保険は多額の損失をカバーしてくれる企業用の保険

  • 利益保険は企業が活動できなくなってから再開するまでの利益や経費を補償
  • 事故やあらゆるトラブルに対応
  • 補償内容は保険会社によって異なる
はるか
はるか
まずはこの記事で紹介した『利益保険を取り扱っている主な保険会社3つ』から情報収集してみよう!

利益保険は、トラブルに見舞われても十分な時間と費用をかけて活動再開を目指すために欠かせません。

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